VR技術を受刑者の社会復帰訓練に応用–米国で取り組み

仮想現実(VR)技術には、人間の感覚を刺激し、別の現実に運んでくれる力があり、最近注目を集めている。この技術の価値はエンターテインメント分野以外でも認知されつつあり、教育界や不動産業界などさまざまな業界に浸透しようとしているが、ニューヨークのスタートアップVirtual Rehabは、VRを受刑者の社会復帰訓練に応用しようとしている。 同社の創立者であり最高経営責任者(CEO)の起業家、Raji Wahidy博士は、VRには受刑者の社会復帰訓練と教育を行う力があり、究極的には、受刑者が釈放後によりよい生活を送る準備を調え、再犯と再収監を減らし、納税者の負担を減らすことができると強く信じている。Virtual Rehabは、この信念の下に設立された。 同社はVR技術を使い、性犯罪者や家庭内暴力の加害者、その他の受刑者に対して、実用的な職業訓練とともに、矯正サービスと社会復帰訓練プログラムを提供することを目指している。 Wahidy氏は米ZDNetに対して、Virtual Rehabの技術は、仮想世界に対するインターフェースのメタファーとして、プレゼンスのシミュレーションを用いることで、受刑者がコンピュータが生成した世界で、自動車のバッテリ交換などの現実的な作業を行うことを可能にしていると述べている。同社は触覚フィードバックの技術を利用して、体験をより現実的に感じられるようにしている。例えば、仮想世界で自動車のエンジンを切った後、十分に冷める前にバッテリを交換しようとした場合、軽い電撃を感じるようになっている。 Wahidy氏によれば、重要なのは、仮想環境で得たスキルが現実世界に直接応用可能であることだ。 Virtual [...]

By |2016-12-01T13:13:48+00:00December 1st, 2016|Media|0 Comments

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